あのふだんから問題発言の多い現フィリピン大統領のドゥテルテ氏が、南部マギンダナオ州での演説において「フィリピンの国名をいつの日かマハルリカに変えたい!!」という風に怪気炎を上げてしまったのがつい先日のこと。これはかつてスペインに統治されていた頃に付けられた国名であったがために、新しい国名に変えたいというその気持ちはわからなくもありませんが、今後同国内で国名をめぐっての議論が巻き起こるであろうことは必至です。
そして今宵は、そんな国名問題を抱えたフィリピンで過去に製作&上映された、『Serbis 』なる一般映画作品についてご紹介してみたいと思います。
■Serbis (2008年)
製作国:フィリピン
監督: Brillante Mendoza
出演:Gina Pareño
Jaclyn Jose
Julio Diaz
Coco Martin
Kristoffer King Kristoffer King
Dan Alvaro
ルソン島パンパンガ州。性風俗産業が盛んな街アンヘレス市で暮らすピネダー家は、家族でポルノ映画館を経営していた。館内ではスクリーンに男女が絡むシーンが映し出される中、出会いと快楽を求めてゲイたちが集まって来る。一方、ピネダー家の面々それぞれが色んな問題を抱えていた...ちなみに過去に同国で上映された映画作品としては、わが国を代表する俳優の浅野忠信が出演した映画『
壊れた心(2014年)』や、第29回東京国際映画祭”最優秀男優賞&観客賞受賞”に輝いた 『ダイ・ビューティフル(2017年)』などの作品があって、いずれもそれなりに高い評価を受けているんですよね。しかも今回ご紹介する映画が、性的に過激なシーン(ガチフェラ&性器もろ出しなど…)に果敢に挑戦しているとなれば、「フィリピン映画侮りがたし!」おそらく誰もがこんな感想を持たれるに違いありません。
そんなエロいシーンを網羅した同作品は、第61回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、同年にアジアから出品された作品の中では最もチケットの売り上げが好調だったんだとか...。ま、過激な内容を誇る同映画のことを知ったスケベ野郎たちがチケットの売り上げを後押ししたであろうことは想像に難くありませんが、その作品内容自体もそれなりに高い評価を受けていることもまた事実。それが証拠に、カンヌ映画祭の審査員でもある男優の
マッツ・ミケルセン氏が、「絶対的に美しい主演女優による(すばらしい)パフォーマンス!」と同作品のことを褒めちぎっていたことからもおわかりいただけるかと思います。
そこで今宵は、漫画の実写化でしかその存在意義を見出せない日本のクソ映画界とはひと味もふた味も違うフィリピン映画界衝撃の問題作『Serbis』の動画をご用意させていただきました。こちらの動画を早速ご覧になりたい方は...
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