最近冬場になると猛威をふるう「ノロウイルス」の名前を知らないという方はたぶんいないだろうと思います。それでは1970年代~1980年の初頭にかけて、日本で猛威をふるった『
※モロウイルス』の名をご存知でしょうか。実はこのウイルスは誰にでも感染するというものではなく、主に日本の映画監督たちの間で感染。その最初のモロウイルス感染者が、あの「戦場のメリークリスマス」を手がけたことで有名な大島渚監督になります。
※モロウイルス(Morovirus)
【モロウイルスは、その名のとおりモロ出し本番映画を撮りたいという生理的欲求を脳に生じさせる特殊なウイルスの一属である。このモロウイルス属による集団感染は主に日本で散発的に発生。「MV」あるいは「MoV」などと略されることがある・・・】そしてモロウイルスの主症状でもある、チ★コ&マ★コモロ見えの本番映画を撮りたい熱に冒された大島監督は、あの藤竜也&松田英子主演のモロ出し本番映画「
愛のコリーダ」を製作。次にモロウイルスは武智鉄二監督にも感染し、佐藤慶&愛染恭子の主演映画「
白日夢」のメガホンを取らせることに...。さらに猛威をふるうモロウイルスは、1970年代当時人気のあった劇作家兼映画監督の寺山修司氏をも直撃!!やはり彼もウイルスに冒された結果、「上海異人娼館 チャイナ・ドール」なるモロ出し本番映画を完成させることになります。
ちなみにいずれの作品も監督たちが高熱にうなされて製作した作品ばかりなので、役者たちが体を張ったモロ見えシーンを除けば、評価に値するものは正直何もありません。そんなモロウイルスの産物ともいえる「愛のコリーダ」「白日夢」の2作品は既に過去記事でご紹介済みなので、今回ご紹介させていただくのは「上海異人娼館 チャイナ・ドール」なる作品になります。
■上海異人娼館/チャイナ・ドール
Fruits Of Passion (1981)
脚本・監督:寺山修司
イザベル・イリエ
クラウス・キンスキー
ピーター
山口小夜子
高橋ひとみ
大野美雪
石橋蓮司
藤田敏八
1920年代後半、上海租界でカジノを経営するステファン卿とともに、“O嬢”は様々な娼婦たちがいる香港の娼館『春桃楼』に連れて来られる。その目的は二人の愛の精神的な証として、あらゆる他人を受け入れることにより彼を裏切らないということを証明するためであった。そこで彼女は様々な他人に身をまかせることになるのだが・・・ ところで、「上海異人娼館」撮影当時のエピソードのひとつとして、クラウス・キンスキー&大野美雪のガチンコハメ撮りシーンをそばで見ていた女優の
”高橋ひとみ”(当時の彼女はまだ10代)が、ショックのあまり泣き出してしまったことがあったらしいんですよね。あの中堅女優の高橋ひとみにそんなウブな時代があったことにもびっくりなのですが、大勢の撮影スタッフたちに見守られる中、その巨根をフルボッキンさせていたドイツ人俳優
・クラウス・キンスキーの強心臓ぶりにはもっとびっくりです。(笑)
....というわけで、ノロウイルスならぬ、「モロウイルス」に感染した寺山修司が監督を務めたドン引き必至のモロ出し本番映画「上海異人娼館 チャイナ・ドール」の動画をご覧になりたい方は、続きを読むをクリック。
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